東京友禅
京友禅と東京友禅
大きな違いは、前者が分業制である事に対し、後者は作家が全工程を一貫して行う事です。
今回、初めて東京友禅作家の伝統工芸士である佐波古直明さんにお会いし、作品の説明をしていただき、私に似合う着物を見立てつ頂いた。(残念ながら買い求める余裕がなかったが…💦)
まず、色が渋い‼️
地味でなく渋さがある。
そして柄が粋である。
金彩もしているが、渋い❣️
歌舞伎由来の柄も多い。
色も江戸後期に流行った四十八茶百鼠、藍四十八色が現代まで継承されている。
この辺りは私の初の商業出版
イラスト年表「着物は時代を物語る」
縄文・弥生時代〜平成・令和時代 (MyISBN - デザインエッグ社)
P104-107
で解説しているので是非読んで頂きたいです💖
作家さんに出会って思ったことは、
全てを一貫して行う東京友禅は、作家のコンセプトがとても明確で、メッセージ性が高くなる!
と言う事。
私が修行した京友禅の工房では、全て工程を教えて頂けた。有難い事だった…
手描友禅工程はP94-97
残念ながら、8月末で廃業されたが…
私に出来る事は、着物が如何に日本人と共にあるかを伝える事だと思う。
これからは講演会や講座をどんどんやっていこうと思いますのでよろしくお願いします😊
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