新プロジェクト「一糸想伝WS」のご紹介

これまで猫帽子やベレー帽を新古着物地から制作して参りましたが、今秋から「一糸想伝WS」として多くの方にご自身の手で作って頂くワークショップを企画致しました。

発想は、昨年の父の形見の大島紬のアンサンブルを私の着物に仕立て直した(仕立ては呉服店に依頼)際に父が好きで被っていたベレー帽を自身で作った事はベースになっています。
大島紬のベレー帽はお洋服にも合わせやすく、被る度に父を思い出し、会話のきっかけにもなります。
また昨秋、長崎の友人宅であるお着物に出会い、様々な想像と創造が浮かび、譲ってもらいました。銘仙の単の黒無地の5つ紋…
お聞きするとその方は旅館を経営されていたとの事、お客様の法事の接客などに使ったのかな?とか…
お仕立て着物には様々なストーリーが込められています。織物として一本の糸から織られ、また一本の糸で反物から着物へと変身しします。つまり、一本の糸が様々な方のさまざまな想いを伝えていくのです。
ならば、着物として着るのが難しい方にも、出来る限りその形を残して着て頂く方法、身近に形見を身につける方法はないかと考え生まれたのが、「一糸想伝 Catariberet /ロングジレ ワークショップ」企画です。
家紋が自身の紋でない場合は、型絵染を施しデザインにするなど、繋いだ想いに自分の想いも乗せられます。
前裾を重ねてピンで止めればワンピースとして着用出来、前を開ければロングジレとしてミニスカートや細身のパンツと合わせるとクールな印象に…
一糸想伝ワークショップは今後更なる展開を予定していますが、まずはベレー帽 
ワークショップをこの企画に賛同してくださったNPO法人エンディングノート普及協会さん主催で来週10月14日に大阪で開催する運びとなりました。今回は講師として作り方指導と着物の基礎知識講座も一緒にさせて頂きます。

ウチのお店でも開催したいと言うリサイクル着物ショップや生前整理業の方、お声掛け頂ければ講師として、また開催の仕方指導等も承りますのでお気軽にご連絡下さいませ。

エイフレッシュ Katsuko

お洒落で機能的をコンセプトに、エシカルな着物地使用のベレー帽や和雑貨企画製作、着物アップサイクル💗 2020夏、2000年の被服文化史年表・蛇腹本2冊組「着物で紡ぐ日本の歴史」、2021.10 著書[着物は時代を物語る]をPOD出版 2022より着物アップサイクル「一糸想伝®︎」プロジェクト始動、2024.3 『イラストでみる 平安ファッションの世界 皇族・貴族から武士・庶民まで』全国販売

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