5月のイラスト展の現地取材報告①
5月21日(水)〜6月1日(日)まで、今年も大阪・本町の平岡珈琲店さんでイラスト展を開催させて頂きます。(皆様、カレンダーにチェックをお願いします!)
今年のタイトルは・・・
「『べらぼう』の時代の着物ファッションイラスト展(仮)」
先月からひたすら浮世絵・『守貞謾稿』などを国立国会図書館デジタルデータや地元の図書館で借りた資料を研究分析している状況です。『着物は時代を物語る』出版時に
描いた20点以上のイラストはすでにあるのですが、あと10点ほどは描きたいなと・・・
という事で、現地取材に行ってまいりました! 色々な訪れたので、
まずは第1弾として台東区の江戸時代に新吉原のあったあたりの取材のご報告!
1 浄閑寺(じょうかんじ)新吉原の遊女たちの投げ込み寺と知られるお寺です。
2 お歯黒どぶの石垣擬定地 約9mの遊郭を囲む溝
遊女の逃亡を阻止する役割があったそうです・・・
3 見返り柳 遊郭の客が名残を惜しんで振り返ったあたり・・・植え替えられながらもずっとここに残されているらしい
4 五十間道と耕書堂跡
この曲がった道の先に大門がある・・・不自然な曲がり方は日本堤から遊郭が見えない工夫らしい・・・蔦屋重三郎は20代でこの五十間道に「耕書堂」を開業したそうです
5 吉原大門 新吉原の客が必ず通った門 大正12年の関東大震災で破損して今では看板だけが・・・
6 江戸新吉原耕書堂
これは今年の大河ドラマ『べらぼう』のゆかりの地拠点として当時の「耕書堂」を模して期間限定でオープしているようです。
資料の展示、グッズ販売やお土産、おみくじもあります。スタンプラリーの参加賞の配布とか・・・巡回バスの発着地でもあります
7 仲ノ町通り かつてのメインストリートで立派な妓楼が立ち並んでいた所
8 吉原神社 6つの神様が祀られている当時の新吉原遊郭を守護していた氏神様
江戸時代は弁財天以外の5つの神様が祀られていたそうです。
9 蔦屋重三郎墓碑 (正法寺)寛永9年(1797)に47歳の若さで病没しこのお寺に埋葬され、元のお墓は戦災等で失われ、今は墓碑が建てられています。蔦重の本名「喜多川柯理」が刻まれています。
10 浅草寺 蔦重の時代に浅草は江戸最大の遊興地で文化の発信地だったそうです。
蔦重はこの浅草寺脇の水茶屋の看板娘たちを喜多川歌麿に描かせたそうです。
何十年振りかで行きましたが、今では着物を着たインバウンドの方で溢れかえっていました。スカイツリーと五重塔が一緒に見えたり、ずいぶん変わっていました。
「べらぼう江戸たいとう大河ドラマ館」については、また次回お話しさせて頂きます。
説明文章は、「江戸新吉原耕書堂」さんで『蔦屋重三郎ゆかりの地マップ』と
『蔦屋重三郎 完全ガイド』株式会社 晋 2025年2月1日発行 を参考にまとめさせて頂きました。
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